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猫を愛しすぎて手作りが止まらない。


「愛」とは与えること、なのか?

こんにちは、写真の加工屋さん調整係の幻覚猫です!

ここのところ寒さと暖かさが交互に来て、生きているだけで疲れてしまいます。皆様は体調いかがですか?インフルエンザも流行り始めているようなので、どうぞご自愛くださいね。

 

さて、今日のテーマも「猫」です!

ネコチャン大好きか!ええ、ネコチャン大好きですよ。語り始めたら丸一日話し続けられる勢いで大好き。

 

ところで、皆様の「愛」の表現手段は何ですか?

私は「愛」を覚えると、なんでもかんでも与えたくなってしまう性分でして。そういうことしていると、相手に付け上がられるから良くないんですけど、他に愛情表現をする方法が分からなくてついつい与えてしまうんですよね。気づいたら相手がヒモみたいになってたことが何度もあります。なんの話だ。

まあ、私の恋愛黒歴史はいいとして、私の与えたがりは猫に対しても遺憾なく発揮されているのですよ。しかし、猫グッズはとっても高い!可愛がりのブルジョアターゲットに、とっても高いグッズがいっぱいあるのです。残念ながら我が家はブルジョアではないので、何でも買ってあげることはできないんですね。そこで思いついたんです。

「グッズが無ければ、作ればいいじゃない」

マリーアントワネット風に書いてみましたが、全然方向性が違ってどうなのこれ。

初めての手作り猫グッズは「首輪」

写真の加工屋さんちの猫「時雨」と蝶ネクタイ
写真の加工屋さんちの猫「時雨」と蝶ネクタイ

ひゃお~~~!めっちゃ可愛いぃ~~~ん!!

 

大変失礼しました。久々に見る子猫時代の時雨にテンションがはじけてしまいました。

 

改めまして、初めて猫にささげた献上品がこちらでございます。

 

首輪です。これは、ちりめんの生地を縫い合わせて作りました。

時雨は男の子なので、おしゃれに蝶ネクタイにしましたよ。

 

これ、なんちゃって蝶ネクタイではなく、実際に人間の手結びの蝶ネクタイの形になっております。それを私が蝶ネクタイの結び方をネットで調べながら一生懸命に結んで、縛り目を縫い付けたんですよ。

蝶ネクタイの結び方、理解できるまでに30分以上かかりました。実際綺麗な形に結べるようになるまで、さらに30分くらいかかったと思います。人のタイより圧倒的に小さいので、変な汗がいっぱい出た記憶があります。

 

人は何故こんな複雑怪奇なタイの結び方を考え付いたのか。謎は深まるばかりですね。

外した状態の首輪です。

容易に想像できると思うのですが、ミシンを使えるサイズ感ではないので、全部手縫いでやりました。後ろはベルトみたいにバックルで止めるデザインなんですが、ベルト穴はボタンホールステッチで仕上げています。途中で頭が爆発しそうになったのも、今となっては良い思い出です。

半分から生地を変えたのが可愛くないですか。片側は時雨のテーマカラーの紫、もう片側は表情が柔らかくなるようお花の生地を使いました。

ネコチャンといえば鈴を着けたくなるのが飼い主の性ですが…我が家では一度も鈴付きの首輪を着けさせたことがありません。というのも、主人曰く「年がら年中耳元でちりちりちりちり言ってるの想像してみろ。鬱陶しいだろう?」とのことで、そう言われれば納得しかできなかったので、着けていません。そんなわけで蝶ネクタイにも鈴は無しです。ちりちり言わせたい気持ちも無くはないんですけどね…

 

かくして、初めて愛猫に手作りアイテムを送ったのです。可愛い!万歳!!

 

しかし、ものの1か月で首輪は猫に外され噛まれ、ボロボロになってしまったのでした…ああぁ…

災害時の必需品猫用「胴輪」を手作り

写真の加工屋さんちの猫「時雨」と胴輪
写真の加工屋さんちの猫「時雨」と胴輪

日本は災害の多い国ですよね…

震災もそうですが、台風や洪水なんかも多いです。

私の住まいは茨城なので、東日本大震災を体験しています。会社の天井が落ちてきたときは本当に「これは生き延びられないかも…」と真面目に覚悟をしました。

 

ペットを飼うにあたっては、そんな緊急時のことも考えないといけないと思います。ペット受け入れ可能な避難所を把握しておく、とか、緊急時用のアイテムを一式準備しておく、とか。

実際に災害時に最愛のペットとはぐれてしまった、という話も多くありましたよね。そんな可能性を少しでも減らそうと、胴輪を作成しました。ネットで検索して作ってみましたよ。

 

これはただの自己満足なんですが、リバーシブルにしました。どちらの面も和柄で可愛いです。

片面はめだか、片面は桜です。

これ、実は使用生地は手ぬぐいなんです!

吸水性ばっちりで(猫は体に汗かかないけど)、ちょっと使い込んでもいい感じになると思います。ここに、真田紐という平紐を縫い付けて胴輪は完成。

このアイテムをどういう風に使うのかというと、着せて、紐の部分を手でぐっと持って抱きかかえる。こうするとどこかに逃げてしまうような可能性が減るわけです。また、紐を合わせてリードにつなげば、お散歩用のリードとしても使えます。

問題は、大抵のネコチャンはこれを着たくない、ということでしょうか。試しに着せてみたらとてもご機嫌が悪かったです。思いついて、いつもお世話になっている方にも作ってプレゼントしたんですが、

やっぱり猫に気に入っては貰えなかったみたい。(汗

ま、緊急時のアイテムとして持っていてもいいアイテムだとは思います。

オリジナル猫グッズ「猫袋」爆誕!

猫って袋、大好きですよね。ショッパーの中に入ってみたり、エコバッグの中に入ってみたり。紙袋だったりすると、瞬でびりびりにされるので、飼い主的にはあまり入ってほしくなかったりします。

でも、猫は袋大好き…そこで私、ひらめきました!猫専用袋を作ろう!!

そして完成したのがこちらです。

命名「猫袋」です!

 

なんて何のひねりもないネーミング。旦那のロマンチストを見習ってほしい。

 

この袋の特徴は、力が加わる部分を縫い合わせていないということです。うちの猫は6kgくらいあるビッグボーイなので、袋が破けるようなことが絶対にないように気を付けて設計しました。布と布を縫い合わせる、ということを極限まで減らしているので、不思議な形に裁断しました。ちゃんと設計ソフトを使って型紙を作ったんです。CADソフトもそんなことに使われるとはと、びっくりしているでしょうね。

肩ひもがついているので、ちょっとしたキャリーバッグとしても使用できます。キャリーバッグとしても使いやすいように、内側の両脇にDカンを付けて、リードなどを繋げるようにしました。また、肩紐は頑丈なバックルを使い長さ調整も可能。肩紐内側にリュックなどにも使われるPPテープを縫い合わせているので、強度もばっちりです。居心地の良さも大切なので、底面には綿を入れ、内側にはキルティング素材を使用しました。3枚目の写真は内袋に入って遊ぶ時雨です。可愛いです。

 

完成した最初の頃、大喜びで入っていましたが、強度を確認しようと彼が入った状態で肩にかけて持ち上げたら激昂されました。しばらく入ってくれなくなってしまい、泣きそうでした。

最近はまた気が向けば入ってくれるようになりましたが…入っているというよりは、踏んでる?

なんとなく、そうじゃない感が強いです。でもまあ、使ってくれるなら、いいか…

猫好きの猫グッズ作りはまだまだ続く

さて、今日は手作りの猫グッズをご紹介しました!

それぞれのアイテムを猫本人はさして気に入ってないところがポイントですね!

今回は、手芸部門ですね。今回は…

はい、そうなんです。猫のためにもっと大物も作っているんですよ…!

私の止まらない猫愛はどこまでいくのでしょうか。終わりが一向に見えません。

夢は吹き抜けを利用して猫アスレチックを作ることです…ふふふ。